フリーアナウンサーの田中みな実さんが2020年10月27日、テレビ番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」(NHK総合)に出演し、将来の展望と内心の不安について語った。
「いつでも辞める覚悟がある」という彼女の口から語られた数々の言葉が、視聴者からの共感を呼んでいる。
「面倒くさいタレント」と思われても...
番組内で、取材班は田中さんの様々な現場に密着。フリーアナウンサーという肩書を持ちながら、女優、モデル、商品プロデュースなど多方面で大ブレイクを果たした田中さんの仕事へのこだわりは尋常ではない。
自宅では自身がMCを務める番組を視聴し、視聴者の目線に立って「あそこは情報過多じゃないか」「こうすればいいのではないか」とプロデューサーに電話。チェックを要求されたインタビュー原稿で納得のいかない箇所があれば、逐一「何故直してほしいのか」という理由を添えて返すなど、自称「面倒くさいタレント」の名は伊達じゃないと言えるだろう。
そんな田中さんは、自身の展望を「旬の存在になりたくない。タピオカではなく、豆大福のような存在になりたい」と語った。タピオカは一過性のブームかもしれないが、豆大福はふとした瞬間に食べたくなるイメージがあるというのだ。
また、「お金を払ってまで使いたい人になるって実はすごく難しいこと」と仕事に対する持論を展開。現在は売れっ子の田中さんでも、「見飽きたらもうそこで終了なんですよ、消耗品だから」という不安を抱えていることも明かしていた。
「プロフェッショナルとは?」への答えは...
番組恒例の質問「プロフェッショナルとは?」を問われた際は「期待に応えるのは当たり前だし、応えられないのはプロ失格だし...相手が望む以上のものを安定的に供給できる人、期待以上のことが出来たらプロフェッショナルと言えるのではないかと思う」と真っすぐな瞳で答える姿が放送された。
そんな田中さんの力強い言葉に対し、ツイッターからは
「刺さりました」
「改めて"田中みな実"は求められる場所で自分を魅せることができる"プロフェッショナル"だと実感」
「妥協なく仕事と向き合う姿勢は、今まで思っていたの田中みな実さん像とは違うものでした」
などの反響が殺到。「私もこんな輝ける女性になりたい」「カッコよすぎる」といった羨望の声も多数寄せられている。