自助・共助・公助は「時代遅れ」 立憲・枝野氏の批判、菅首相の答えは...

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「自助・共助・公助」は「昭和の成功体験にとらわれた時代遅れのもの」

   枝野氏は質問の終盤でも、改めて菅氏が唱える「自助・共助・公助」を疑問視した。

「いまの日本は、多くの皆さんが時代の恩恵を受けるどころか、厳しい時代の変化に翻弄されている。総理の言う、自助と共助と公助を順番に並べる考えは、端的に言って、昭和の成功体験にとらわれた時代遅れのものなのではないか」

   その上で、菅氏に政治理念を問うた。

「最後に、改めて総理にお尋ねします。日本を、どんな未来へと導こうとしていますか?あなたはどこを見て、誰の声を聞いて、政治をしていますか。苦しんでいる国民の声は届いていますか」

   この問いかけに対する菅氏の答弁は次のとおりで、批判されたばかりの「自助・公助・共助」について、従来の説明を繰り返した。

「今回の演説では、デジタル化、グリーン社会の実現、地方の活性化、全ての方々が安心できる社会保障、日米同盟を基軸とした積極外交の展開など、政策の大きな方向性を示した。その根本を貫く考え方が『自助・公助・共助』、そして『絆』だ。まずは自分でやってみる、そして家族や地域で助け合う、その上で政府がセーフティーネットでお守りをする。まずは、こうした国民から信頼される政府を目指すことが大事であり、そのためにも行政の縦割り、既得権益、悪しき前例主義を打破し、国民のために働く内閣として改革を実現していく」

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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