俳優の有村架純さん主演のドラマ「姉ちゃんの恋人」(フジテレビ系)が2020年10月27日、スタートした。職場の「ある描写」をめぐり、ネット上では物議をかもしている。
主人公の安達桃子(有村さん)は、高校3年生のときに両親を事故で亡くし、大学進学を断念。それ以来、3人の弟たち和輝(「King & Prince」高橋海人さん)、優輝(日向亘さん)、朝輝(南出凌嘉さん)を養うため、親戚の紹介で就職したホームセンターで働き始めて9年目。「あいつら幸せにするって決めたんで、私」と、27歳になっても自分の幸せを求めずにがむしゃらに働いていたある日、職場で恋に落ちてしまう... というストーリーだ。
「帰っちゃった?」「います、います...」
第1話では、そんな職場の面々が登場。チーフの市原日南子(小池栄子さん)を中心に、岸本沙織(紺野まひるさん)、臼井(スミマサノリさん)、武内省吾(「美 少年」那須雄登さん)、原田福代(阿南敦子さん)、山辺新之助(井阪郁巳さん)などが、桃子と共に働いている。
ドラマの冒頭では、職員みんなが集まった場面で、日南子は「あれ、臼井さんは帰っちゃった?」と発言。これに臼井は「います、います、います」と即答。日南子は臼井の反応に笑みを浮かべた。
続くシーン、職員みんなで居酒屋へ向かう道中では、「あれ 臼井さんついてきてる?」と声があがると、臼井が「目の前にいますよ」とツッコミ、笑いがあがる一幕があった。臼井は、「影が薄い」ことをイジられる役のようだ。
その後も、桃子の弟で14歳の朝輝から「あれ、今日は臼井さんは(いないの)?」と、またもイジられ、臼井は「いや、いるから。絶対見えてるから」とツッコミをいれていた。
するとこの一連の流れに、視聴者からは「臼井さん存在感が薄いってギャグでいじってるのかな? なんか不快。いじめじゃん」「ノリが一昔前っぽい」「ノリがうざい。こんな職場最悪やろ」「小池栄子のキャラ、臼井さんに対してパワハラになるんじゃないのって思ってしまった...」「イジり方がパワハラのイジり方。観てて気分悪い」などと、イジりがキツイと否定的な声があがってしまった。
だが一方では、「安達家も姉ちゃんの職場も温かくて癒された」「ホームセンターの人たち個性的で優しくてめちゃめちゃいい職場だ」「姉ちゃんの職場の人がみんな良い人で転職したい」「この楽しそうな職場で働きたい」など、こういったノリがある職場で働きという声も多い。