秋葉原駅前のアドアーズも閉店へ コロナ禍の現状を地元商店街に聞いた

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

「外国人がほぼゼロになったが、日本人の客足は戻っている」

「閉店する理由の詳細は申し上げられませんが、インバウンド需要の減少などコロナによる影響も少なからずあります」

   閉店について、ツイッター上などでは、驚く声が相次ぎ、「なくならないと思ってたからショック...」「ヒトカラ民の居場所が1つ消えた」「アキバのゲーセン軒並み無くなっていくなぁ」などと惜しむ声が寄せられている。

   秋葉原駅前周辺については、「少し前とすっかり景色が変わってしまいました」「日に日に寂しい町になっている」「コロナの終息気配もありませんし今後が心配です」と懸念の声も続々書き込まれていた。

   秋葉原商店街振興組合の事務局長は10月27日、取材にこう話した。

「閉店の理由を詳しく聞いていませんが、想定されるのは、外国人旅行客が500万人近く訪れていたのが、コロナの影響でほとんど入国できないことです。こうした旅行客対象の店は、売り上げがゼロに近くなっています。しかし、その中で頑張ってやっている店も数多くあって、日本人の客足は戻ってきました。歩行者天国などの様子を見ると、以前の半分は外国人旅行客だったとして、半分は戻って来ているのではないでしょうか」

   政府のGO TOトラベルキャンペーンで配られる地域共通クーポンを取り扱う店も多いといい、日本各地から旅行に来て、クーポンを使う客も目立ってきたという。今後は、GO TO商店街についても、資料を元に説明を受けるなどして、何かできることがあるか検討しているとしている。

「スペースにゆとりのある小売店が少ないので、密になりやすい悩みがあります。どうやって対策をするか、各店とも工夫していく必要があるようです。今後どう商店街が変わるのかは分かりませんが、お客様のニーズに合ったサービスを提供できるかにかかっていると思っています」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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