「原因の9割9分は堕胎」発言の数字は、誤りだと認める
出演者から「ご高齢になられてからも、お子様を持ちたいという方々もたくさんいらっしゃる」と話があっても、デヴィ夫人は、遮るようにしてこう話した。
「本当に不妊の方いるかもしれない。でも、ほとんどの原因、9割9分はもう堕胎です。全員堕胎です」
これに対し、番組アナが「堕胎が悪ということではないですからね」と口をはさみ、この話題から逸らした。
しばらく時間が経ってから、デヴィ夫人が「さきほど私が...」と切り出し、番組アナが「後で入りますね」と遮ったが、デヴィ夫人は納得せず、「すみません、ちょっとその前に私が一言申し上げたい」と発言した。
「数字に誤りがあったようなので、こちらで謝らせていただきます。失礼いたしました」
数字とは、不妊の原因は堕胎が9割9分ということを指すらしい。すると、番組アナが次のように謝罪の言葉を述べた。
「先ほどのことなんですけれども、では、私から申し上げます。先ほど不妊治療の保険適応拡大の話題について、事実と異なる発言がございました。不快に思わせた方々にお詫び申し上げます。申し訳ありませんでした」
しかし、その途中からデヴィ夫人が口をはさみ、「事実とは異ならないです」と強く反論した。そのうえで、「数字が違っていたかもしれません。それは謝らせていただきます」と弁明した。
番組アナ3人は、それには構わない様子で、最後に「失礼しました」と言って頭を下げていた。
番組の放送後には、不妊症の患者とみられる人たちから、デヴィ夫人の発言にツイッター上などで非難が相次ぎ、医師からも、不妊の一番の理由は中絶だとする主張は事実と違うと指摘が出た。
この点について、厚労省の母子保健課では10月26日、J-CASTニュースの取材にこう話した。