すでに80万円近い寄付も
10月26日18時時点で、すでに80万円近い寄付が集まっている。寄付者からは「いつかまた倉敷に行き名画を鑑賞できる日を楽しみにしています」「今後も変わることなく、今までと同じ素敵な佇まいで、一般公開され続ける大原美術館でありますように!」などのコメントが寄せられている。
こうした声に、柳沢さんは「これまで、『顔が見える方』からの寄付というのは美術館の貴重な財源となってきた。今回のクラウドファンディングでは、わたしたちが知らないところで美術館を愛してくれている方からも予想以上の応援をいただいている。本当にありがたいです」と語る。この日は休館日だったが、多くの職員がこうしたコメントを目にして「力をもらった」という。
寄付金額は3000円からで、1万円以上のコースには家にいながら大原美術館の展示を「VR」(仮想現実)体験できるものもある。寄付期間は12月25日まで。柳沢さんは「ぜひ、大原美術館を支えてください」と寄付を呼びかけている。
【クラウドファンディングを開始いたしました】
— 大原美術館 (@OharaMuseum) October 26, 2020
大原美術館はクラウドファンディングで皆様からのご支援を募っています。目標金額は1000万円。でもいくらあっても助かります。長期休館を経ても、皆様と作品との出会いを守るため、どうかご支援ください。https://t.co/DSKrXS7ed0