アニメ「池袋ウエストゲートパーク」、Amazonレビューが荒れ模様 「ドラマ版のイメージが強すぎて...」「キングはこれじゃないナリ」

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   2020年10月6日に放送開始したテレビアニメ「池袋ウエストゲートパーク」(AT-Xほか・略称IWGP)のアマゾンでの評価が芳しくない。

   原作は石田衣良さんの小説「池袋ウエストゲートパーク」シリーズ(文藝春秋刊)。東京都の池袋を舞台に、様々な事件を解決する「トラブルシューター」真島誠の活躍を描く。

  • 画像はアニメ「池袋ウエストゲートパーク」公式サイトから
    画像はアニメ「池袋ウエストゲートパーク」公式サイトから
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窪塚洋介、長瀬智也...「イメージが鮮烈過ぎて」

   まだ第3話までしか放映されていないにも関わらず、「Prime Video」で配信をしているアマゾンのカスタマーレビューの評定は26日午後現在で「星5つ中の2」だ。5段階評価の中で「星1」とするレビューが最も多く、117件のうちの65件を占めている。そんな低評価レビューを見ていくと、多くは2000年にTBS系列で放送されたドラマ版について触れている。

   長瀬智也さんを主演とするドラマ版「IWGP」は伝説的な人気を誇り、「第25回ザテレビジョンドラマアカデミー賞」で最優秀作品に輝いた。中でもカラーギャングのリーダー「キング」を強烈なキャラクター性で演じた窪塚洋介さんは同賞で助演男優賞を獲得している。

   原作小説を読んでみると、「キング」は寡黙で冷静なリーダーという印象を与える。これはアニメ版でも同様だ。一方で、ドラマ版の「キング」は語尾に「ナリ」を用いるなど気の抜けたような話し方をし、ラッパを持ち歩くなど、トリッキーな人間性が目立つ。

   「ダ・ヴィンチニュース」による10月9日のインタビュー記事で、窪塚さんが「原作を無視したというか、全く別の形で演じさせてもらった役柄だった」と話している通り、ドラマ版の「キング」は原作とは違ったキャラクター造形で描かれている。また、その他の登場人物の設定でも、原作とドラマでは様々な相違点がみられる。

   一方で、アニメ版「IWGP」に登場するキャラクターは、基本的に原作に沿った設定となっている。こうした差異やドラマ版の根強い人気を受けてか、アマゾンのレビューでは

「ドラマ版のイメージが強すぎてキャラに全く感情移入できない」
「子供だったころドラマでみたIWGPとは全然違う」
「キングはこれじゃないナリ」
「窪塚洋介、長瀬智也 等のイメージが鮮烈過ぎて」

といった声が続出する事態となっている。

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