ポイントは「媚びるような言葉遣い」と「最先端じゃない」こと
「しか勝たん」「よき」「ぴえん」が一部で嫌われる理由を聞いてみると、井上氏は
「一般的に、媚びるような言葉遣いっていうのでそもそも嫌われますよね。男性女性限らずに、媚びてる感じっていうのは嫌悪感を抱く人が一定数いる」
「しかも、これらの流行り言葉って基本的には去年とかのものですよね。『最先端』じゃないものを使い続けてる人って、『痛いよね』っていうふうな、そうした心理から嫌がられちゃうっていうのがあるんだと思いますね」
と、「媚びてる感じ」と、「最先端」でない言葉を使い続けることへの嫌悪感を指摘した。
また、「『しか勝たん』については6月のJC・JK流行語大賞で1位になるなど、現在も流行している言葉ではないか」と記者が質問すると、
「それが内輪の間で使ってる時だといいんだけど、流行って皆が使うようになると急に冷めちゃうっていうので、例えば『マジ卍』なんかもそうですよね。最初内輪で、それこそ高校生が言ってる間は、内輪の仲間意識みたいなものをつなぐ言葉という感じでしたけども、それが流行って大人とかも使いだすと、急に彼らも使わなくなっちゃいますね、ダサいって感じになっちゃって。『やばたにえん』なんかもその典型でしたよね。すごく寿命が短いっていうか。自分たちの手を離れちゃうと急にダメなもの認定されちゃう。そういう宿命がありますよね」
と、過去に流行した「マジ卍」や「やばたにえん」にも触れつつ、大人が使いだすことで生じる「宿命」について語った。