2020年10月24日、国立競技場(東京都新宿区)で行われていた「嵐(アラ)フェス2020」の収録での演出が、隣接する神宮球場でのプロ野球・ヤクルト対中日戦の試合を中断させたことについて、同日ジャニーズ事務所は公式ウェブサイトで謝罪した。
煙で視界不良、大量の風船が飛来
スポニチアネックスやサンスポの記事によると、試合は2度中断された。
まず6回表、中日の滝野要外野手がプロ初安打を記録した直後、国立競技場から花火が上がった。その煙が風の影響でグラウンド内に侵入し、視界不良のため試合が中断された。
その後7回表には大量の白い風船が飛来して2度目の中断。警備員が回収したという。
ジャニーズ事務所は24日、試合中断に関するお詫びとして、
「本日、国立競技場にて行っておりました、嵐フェス2020の収録にあたり、風船及び花火による演出の煙により、隣接する神宮球場にて試合中の『ヤクルト対中日』戦を2度ほど意図せず中断させてしまう事となりました。
神宮球場、両球団選手及び関係者、視聴者の皆さまには、ご迷惑をお掛け致しました事を、深くお詫び申し上げます」
という文面を掲載した。
「新しい演出かなと思ってました」
この件に関して、ツイッターでは25日未明から朝にかけて、「ジャニーズ謝罪」がトレンド上位に入り続けるなど話題に。
「ほんと邪魔だね。野球はほんと1つのことで簡単に流れ変わるのに。」
「スポーツには流れがあるって事を知らないのかね」
と批判的な意見も出ているが、一方で当時試合を球場で観戦していたと思われる野球ファンからは、
「ジャニーズさん謝罪してるけど滝野のプロ初ヒットにお祝いに最高の演出になったので全然大丈夫ですよ!」
「試合中断はしたけど拍手喝采だったよー」
「いろいろ言われてるけど、自分は新しい演出かなと思ってました。なかなか見られないものが見れて良かったです」
など、好意的な声も上がっている。
なお、「嵐フェス2020(アラフェス2020 at 国立競技場)」は、本来5月に開催される予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期されていたもの。無観客で、事前に収録した映像を11月3日にオンラインで配信することが発表されていた。