「マニアックなパロディがたまらんす」 「ルパンの娘」の背後に名作ズラリ?

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   俳優の深田恭子さんが主演を務めるドラマ「ルパンの娘」(フジテレビ系)第2話が2020年10月22日、放送された。

   「代々泥棒一家」の娘である主人公らの活躍を描く19年放送作の続編で、「前作のクオリティをまんま引き継いでて、本当最高!」といったファンが見守るなか、第2話の放送後にはツイッターなどに「マニアックなパロディがたまらんす」といった反応が相次いでいる。

  • 深田恭子さん(2015年撮影)が「代々泥棒一家」の娘を演じる。
    深田恭子さん(2015年撮影)が「代々泥棒一家」の娘を演じる。
  • 深田恭子さん(2015年撮影)が「代々泥棒一家」の娘を演じる。

時計じかけのオレンジ、スター・ウォーズ...

   第2話では、一味はかのジャンヌ・ダルクがまとったといわれる幻のマントに目を付ける。そのあまりの煌びやかさに、華(深田さん)の母・悦子(小沢さん)は「あなた、私これ絶対に欲しいわ! 私もこれ着て『フォローミー(私について来い)!』って言いた~い!」と大興奮。このセリフは、英仏の百年戦争で15世紀にフランスで活躍したジャンヌ・ダルクを描く映画などで、彼女がそう叫びながら自軍を先導するシーンをイメージしているようだ。

   今話の犯人は、1971年に公開されたスタンリー・キューブリック監督の名作「時計じかけのオレンジ」で主人公たちのコスチュームを彷彿とさせるような、黒のハットにサスペンダー、股間当てという出で立ち。また、このドラマに欠かせないダンサー・大貫勇輔さんによるミュージカルシーンでは、暗い雨が降りしきるなか、白シャツをはだけさせ、大空に向かって手を広げるバックショットが映し出されたのだが、これは94年公開の映画「ショーシャンクの空に」の代名詞的なシーンと瓜二つだった。

   さらに、悦子が華の夫・和馬(瀬戸康史さん)に華の出産を「ホログラム」で知らせるのは映画「スター・ウォーズ」(77年、米国公開)のレイア姫のシーンをパロディ化しているものと思われる。「馬小屋での出産」は、通説などにあるイエス・キリストの誕生や、聖徳太子(厩戸皇子)の逸話が念頭にある可能性もある。

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