作者の「公式」だとの表記があるツイッター・アカウントが突如登場したことで、2020年10月22日夜から人気ウェブ漫画「Axis powers ヘタリア(以下ヘタリア)」が大きな話題を呼んでいる。ウェブ連載の更新は約2年半止まっており、ファンは驚きともに喜びの声を発信している。
J-CASTニュースが23日、関係出版社に取材を行ったところ、22日に稼働を始めた「日丸屋秀和 公式」(@hima_kaz)アカウントは、作者本人のものであると明言した。
「再始動まで、あと...3」
22日夜の「公式」登場後、ツイッターのトレンド1位には約4時間にわたって「ヘタリア」が浮上した。このほかにも、「ヘタ再始動」やキャラクターを指す用語など、多数の関連ワードがトレンド入りを果たした。
「ヘタリア」とは、日丸屋秀和(ひまるやひでかず)さんによる国擬人化コメディ漫画。日丸屋さんの個人サイトに2006年から掲載されていたものが人気を博し、幻冬舎コミックスから単行本が出版されたほか、集英社のウェブマンガサイト「少年ジャンプ+」でも連載が行われた。このほか、アニメやミュージカルなど幅広いメディアミックス化も展開されている。
しかし漫画においては、「ジャンプ+」に2018年4月20日掲載された368話以降、更新が途絶えており、日丸屋さんの個人ブログ「ブログのような竹林prototype」もことし2月以降音沙汰がなかった。そんな中、突如現れた公式ツイッターアカウントの存在にファンは動揺を呟いた様子である。日丸屋さんは、
「再始動まで、あと...3」
とカウントダウンを行っており、なんらかの活動を再開するものとみられる。J-CASTニュースの23日の取材に対し、「ジャンプ+」を運営する集英社は、このアカウントについて「作家としての公式アカウントで間違いない」と回答した。