金魚坂による、二度にわたる「秘密保持義務違反」
金魚坂さんは「約1週間後」に再び活動再開を希望したが、その後の配信で許可を得ないまま別のライバーから嫌がらせを受けていたことをにおわせる発言をし、契約の解約に向けた話し合いがあったことについて語ったという。
これが指すとみられるのは、前述の9月24日の配信。実際に見てみると、運営の許可は得たとしたうえで、「活動の休止はアンチのせいではないか」とする向きについて否定し、「嫌がらせ」についても「運営さんが悪いわけじゃない」と説明。ファンからは他ライバーが原因だと疑う声も出ていた。また、問題について運営と話し合いをした上で、引退を一度決意したことを明かしていた。
こうした発言が秘密保持義務違反にあたるといちからが判断し、活動休止を提案したところ、金魚坂さんは9月末に再び「卒業」を申し入れた。
ここからまた「約2週間後」、金魚坂さんは「卒業」の取りやめを要望したが、いちからは「信頼関係の再構築が困難」だとして、要望の受け入れは難しいと判断した。さらにこうした経緯について、公式発表の前に社外の配信者がユーチューブで公表。そこには金魚坂さんにしか知り得ない情報や画像があったことで、これも本人が第三者に漏えいしたものとして判断し、二度にわたる秘密保持義務違反から、改めて契約解除の通知を行ったという。
発表では具体的な名前は挙げられていないが、契約解除の発表があった前日の10月18日には「にじさんじ」非所属のVTuber「鳴神裁(なるかみさばき)」さんが、上記のような経緯について、金魚坂さんと他ライバー間のやりとりの様子だと思われる画像を添えながら「暴露」として紹介し、話題となっていた。
いちからは今回の発表の中で金魚坂さんと夢月さんとのやりとりについても説明し、騒動についてファンに向けて謝罪した。また約1時間後、夢月さんもツイッターを更新。「いつも応援してくれてるファンの人に迷惑をかけてしまった事を心から謝りたいです」と謝罪しつつ、「なまり」をめぐる金魚坂さんとのチャットのスクリーンショットを投稿している。