【追記あり】ベガルタ仙台「募金」中断 コロナ経営難で呼びかけも道渕DVで批判相次ぎ...「深く反省の意」示す

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(追記:22日17時10分)返金は「現在考えておりません」

   ベガルタ仙台の地域連携部担当は22日、J-CASTニュースの取材に、中断までに集まった募金について「クラブ運営費として使わせていただき、時期が来たら使途の報告をします」とし、返金は「現在考えておりません」と話した。道渕の一連の問題は募金の担当部署はじめ、クラブのほとんどの職員に知らされていなかったという。

   仮に、すでに募金した人から、道渕の問題を受けて返金を希望する申し出があった場合、「そのような申し出は現時点でこちらでは頂戴しておらず、(返金するかしないかは)コメントできません。ただ、もしそうした連絡を頂いたら、ご説明する義務がありますので、真摯に対応したいと思っております」と話した。

   もともと募金の募集期間は21年1月16日までだった。募集期間を終えた後、最終的な募金総額の報告などを経た上で、運営費として使用する流れだった。そのため現在集まっている金額は手つかずのまま口座に入っているという。

   担当者は「今も(報道以降も)ご支援くださるサポーターがいらっしゃいます。募金の目的は消滅の危機にあるクラブ存続のためであり、その意思でお金を頂戴していると受け止めています。このような事態があったことは真摯に反省し、当初の目的であるクラブ存続のために注力したいと考えています」と話した。

   クラブは深刻な経営難だが、担当者は「ご理解を得られない状況で募金の継続はできない」と判断したことを改めて示し、資金の工面について「非常に苦しい状況に立たされていますが、広告収益やチケット収入の増加など、一層の営業努力を募金中断前以上にやっていくしかないと思っています」と話している。

(J-CASTニュース編集部 青木正典)

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