2020年10月19日深夜に放送されたテレビ番組「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)にて、MCを務める村上信五さんの関西弁を追求するコーナーが設けられた。かねてからマツコ・デラックスさんに「関西弁が変」とイジられてきた彼の「喋り」の真相が明らかになっている。
関西人でも使わない関西弁
この日の放送はマツコさんが「お前の関西弁ちょっと誇張されてるじゃん、なんか」と改めて言及。続いて村上さんが「オリジナルやん!」と突っ込むと「オリジナルやんなんて言わないわよ!」と厳しい一言が送られる場面から始まった。
というわけで「村上の関西弁を調査した件」コーナーがはじまり、大阪に暮らす人にインタビューを敢行したところ、「関西人感を出してる」「関西人でも使わない関西弁を使っている」とマツコさんの主張と同じような意見が続出。「ほらやっぱりね!!」と言われる結果となってしまう。
ところが番組が取材した関西弁の研究をしている京都先端科学大学・人文学部の丸田博之教授によると「若い方は(関西弁が)乱れているという印象も最近ある。その意味では(村上さんが)非常に正しい関西弁をあえて使っている」とのこと。中でも彼が多様する「なられへん」という言い方。最近の若者は「ら」を抜いて「なれへん」と話す者が多いが、実は村上さんの言い方のほうが本来の形だという。
丸田教授曰く「これは正しく、美しくて好感が持てる関西弁」だそうだ。また、村上さんはあえてぞんざいな喋りを披露する場面が多いと指摘し、そこは「まさにビジネス関西弁」だと断言した。