福留孝介の現役続行、球界OB「コーチ兼任ならば...」 戦力外報道で去就焦点

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   プロ野球阪神の福留孝介外野手(43)が来シーズンのチーム構想から外れているとスポーツ各紙が2020年10月21日、一斉に報じた。報道によると福留は現役続行を希望しており、他球団への移籍も選択肢のひとつだという。球界最年長のベテランは、タテジマのユニフォームと決別して新天地に活躍の場を求めるのか。今後の動向に注目が集まる。

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9月にはコロナ感染予防のための内規を破り...

   今シーズンはジェリー・サンズ外野手(33)の加入もあり、福留の出場機会が激減。10月20日時点で出場は43試合にとどまり、打率は1割台と低迷し、本塁打1本、12打点と結果を残せないでいる。昨シーズンは打線の主軸を担い104試合に出場して打率.256をマーク。グランドでは精神的支柱としてナインをけん引した。

   グランドの外では福留らしからぬ「失態」を犯した。9月の遠征中に球団が設けた新型コロナウイルス感染予防のための内規を破る人数で会食。10月中旬に球団が福留に制裁金を課したことを発表した。チームのリーダー的立場の福留の軽率な行動は、球界関係者をはじめとし、プロ野球ファンからも批判的な声が上がった。

   福留は2013年シーズンに阪神に加入。16年には日米通算2000本安打を達成し、打率.311、11本塁をマークした。翌年17年にはチームキャプテンに就任し、そのリーダーシップは高く評価されていた。その一方で1億3000万円(金額は推定)の高額年俸が、ひとつのネックになっているとみられる。

「戦力的に考えれば厳しい状況にある」

   福留は来シーズン、グランドに立つことが出来るのか。セ・パ両リーグを経験した球界OBは「福留が現役続行を望んでいるのなら」とした上で、現役続行の現実味に関して次のように言及した。

「今シーズンの打席を見ていると、真っすぐに対応しきれていない。年齢的に瞬発力、動体視力が衰えるので仕方のないことですが。戦力的に考えれば厳しい状況にあると言わざるを得ないでしょう。移籍するとしたらパ・リーグは色々な意味できついと思います。福留はメジャーも経験していますし、リーダーシップもあるので、コーチを兼任する形ならば獲得する球団は出てくると思います」

   本年度のドラフト会議を10月26日に控え、各球団は来シーズンへ向けてのチーム編成に着手している。現在、2軍で調整中のベテランの去就はいかに...。

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