パラ水泳選手・西田杏「手も足もないけど」動画に反響 ファンからは「努力に感動」「元気でました」

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   パラ水泳選手の西田杏さんがツイッター上に投稿した動画が話題となっている。

  • パラ水泳選手の西田杏さん
    パラ水泳選手の西田杏さん
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「私も諦めずにがんばらなくちゃ」

   2020年10月18日に投稿したのは、懸垂を行う動画。高いところに設置された棒にぶら下がり、腕や広背筋、大円筋の力を使って身体を引き上げるものだ。西田さんには先天的な上下肢障がいを抱えており、左上腕と右足大腿骨がない。しかし左腕に義手を装着し、体を持ち上げる。

「手も足もないけど 出来ないよな~ってずっと思ってたこと、人一倍時間はかかったけどやっとここまでできるようになった!」

   この動画は多くの人々を勇気づけたようで、投稿から2日間で約3100リツイート、約3万2000いいねを記録。コメント欄には「すごいです!懸垂練習しても、まだ全然出来ないけど私も諦めずにがんばらなくちゃ」、「諦めないこと、自分を信じてがんばることなど、私も見習いたいと思います!」といった声が寄せられている。

   西田さんの競技歴は2008年からと長く、13年には日本代表に選出されている。現在はおもにバタフライ日本代表として各種大会に出場しており、21年開催予定の東京パラリンピックに向けて励んでいるところだ。現時点のパラリンピック競技スケジュールによると、女子50mバタフライ(身体障がい S7クラス)予選開催予定日は西田さんの誕生日の9月3日のため、

「母国での開催、誕生日のメイン種目、こんな経験普通は出来ない なんとしてでも出場できるように頑張らないとです」

と、意気込んだ。選考レースは、21年3月に予定されている。

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