ミス東大候補者「セクハラがあった」などと訴え 主催の広研は一部認め謝罪、大学は「早急に事実確認進める」

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セクハラ処分などの内容については、「到底納得できない」とも

   こうした東大広告研究会の説明に対し、SNS上で批判した候補者は10月16日、ツイッター上で、運営側から電話が来て、対応を改善すると回答があり、その内容を文書にするよう求めたことを明かした。東大の学生支援課からも連絡があり、話を聞いてもらえることになったともした。

   さらに、18日になって、ツイッターで現状についての報告があり、セクハラについては、運営側の説明やメンバーへの処分について、「到底納得することはできません」として、運営側と再協議することを明らかにした。東大の学生支援課とも、セクハラについて相談しているという。

   東大の広報課は20日、候補者へのセクハラがあったという認識があるかについて、J-CASTニュースの取材にこう答えた。

「そうした事実があったとすれば大変遺憾なことです。今後早急に事実確認を進めていきます。当該学生と面談した上で、本人からハラスメントの申し立てがあれば、大学として解決に向けて積極的に対応していきます」

   そのうえで、こうしたトラブルについての取り組みをこう説明した。

「基本的な問題として、学生がジェンダーをはじめとする多様性(ダイバーシティ)に対する認識を深めていくことが重要であると考えています。セクシャル・ハラスメントに関しても 重大な課題として認識しています。こうした観点から、ダイバーシティ&インクルージョンのための教育プログラムを開始すべ く準備をしています。また、ハラスメントを受けた学生が相談できる場所を複数用意しています。一方、ハラスメント案件はセンシティブな内容が含まれているので、大学側は、ハラスメント相談所などのルートを介して、事実関係や個人情報に配慮しながら対応することとしています。いずれにせよ、セクシャル・ハラスメントがあってはならないことであるとの認識を持って対応しています」

   コンテストで候補者間の公平性が担保されているのか、会場に選んだヒューリックホール東京は妥当なのか、などについては、次のようにコメントした。

「まずは事実確認をしなくてはなりませんので、早急に関係者への聴き取りなどを行っていきます」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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