ミス東大候補者「セクハラがあった」などと訴え 主催の広研は一部認め謝罪、大学は「早急に事実確認進める」

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登録情報を照合しているとして、チケット買い占めの可能性は否定

   この候補者女性のツイッターによると、外部に先行して内部でお披露目会があったときに、広告研究会のメンバーが皆の前で、生々しい性的な質問を複数するなどして、不快だったという。

   インスタのライブでは、お酒の一気飲みコールが行われたことも明かし、泣き出した候補者もいたが、運営側は、研究会の「伝統」だと言っていたという。

   女性は、ライブの途中から涙声になって、「正直なところ、私たちの代で変わることは難しい」「今、声を上げないと、来年以降も変わっていかない」と告白に至った思いを明かした。運営を改善しないままでは、コンテストを辞退することも考えるとしている。

   女性によると、出場者の中には、運営が不公平になっているなどと同様に指摘した人もいるそうだ。しかし、一方で、性的な質問には答えなくてもいいと言われるなど対応は悪くなかったと一時SNS上で明かす出場者もいた。

   主催者の東大広告研究会は10月17日、この騒動について、公式ツイッターに説明する文書を投稿した。

   チケットの買い占めができるかについては、友人らの分までまとめ買いすることは考えられるが、入場の際には登録情報との照合をしており、同じ人が重複購入して来場するようなことは起こらないと否定した。しかし、グランプリのやり方を決める前に、候補者との情報共有に不備があったことなどは認めた。

   ヒューリックホール東京については、以前は大学のキャンパス内でコンテストを行っていたが、コロナ禍で駒場祭がオンライン開催になったため、候補者にアンケートし、クラファンへの同意も得て決めたとしている。

   お披露目会でセクハラがあったかについては、「会員による、候補者が不快に思われるような質問があったことを確認」したと明かした。答えたくないときの代替質問を示したものの、女性関係や男性関係に関する質問をしたこと自体がセクハラに当たるとの認識を示した。候補者への配慮に欠けていたとして、質問したメンバーの謹慎処分を行ったとした。候補者への謝罪の場も設けたいという。

   候補者へのお酒の強要やコールなどがあったことは否定した。

   一方、メンバー2人から候補者への誹謗・中傷があったとして、謹慎処分を行ったとするともに、謝罪の場も設けるとしている。

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