ロックバンドグループ「赤い公園」メンバーの津野米咲(まいさ)さん(29)が亡くなっていたことがわかったと、2020年10月19日にNHK、スポーツ各紙などが報じた。警視庁は現場の状況などから自殺とみていると伝えられている。
津野さんは赤い公園でギター、作詞作曲を担当し、アイドル・声優への楽曲提供も行っていた。11月25日にも赤い公園の新ングル「オレンジ/Pray」(ドラマ『時をかけるバンド』OP曲)をリリース予定で、突然の死去に多方面のファンが衝撃に見舞われている。
「関ジャム」でJ-POPの名アルバム語っていたばかり
津野さんは10月11日放送の「関ジャム 完全熱SHOW」(テレビ朝日系)に出演し、「アルバムで聴いて欲しいJ-POPの名盤」特集でMr.Childrenの「Q」、BREIMENの「TYTY」、平井堅さんの「FAKIN' POP」、椎名林檎さんの「無罪モラトリアム」などの魅力を語っていたばかりだった。例えば「無罪モラトリアム」について「(リスナーがアルバムの印象を)取りたいように取れる」「入場門として広い」、「FAKIN' POP」を「ユニークだけど、自然に聴けてしまう」と評していた。
津野さんは作詞・作曲でも活躍。SMAP「Joy!!」(2013年)、竹達彩奈さん「クレンジングラブ」(2014年)、モーニング娘。'16「泡沫サタデーナイト!」(2016年)、Buono!「ソラシド~ねえねえ~」(2016年)、つばきファクトリー「笑って」(2017年)、°C-ute「夢」(2017年)、鈴木愛理さん「光の方へ」(2018年)など、多彩なジャンルのアーティストに楽曲を提供してきた。
突然の訃報に、赤い公園のファンのみならず楽曲提供を受けたアーティストのファンも津野さんを惜しんでいる。とりわけ「Joy!!」が50枚目シングルとなったSMAPや、津野さん自身もファンで「泡沫サタデーナイト!」などを提供したハロー!プロジェクトの各グループのファンからも悲しむ声が相次いでいる。