「緩急をつける意味でもチェンジアップ、カーブを覚えれば」
今シーズンは開幕から苦しい投球が続き、10月8日に出場選手登録を抹消された。山崎にリフレッシュしてほしいとの指揮官の思いからの抹消と見られるが、齊藤氏はこの時期の抹消を「遅かった」とし、次のように語った。
「山崎投手を来年の戦力として考えるならば抹消したタイミングが悪かった。抹消のタイミングとしては1カ月以上遅いと思う。セットアッパーまでの繋ぎとして5回、6回で投げさせるのならば一度抹消して、下でしっかりやらせてもよかった。来シーズンのためにも残り30試合あたりで1軍に戻して投げさせたほうが本人のためにもなる。このままシーズンが終了してしまえば悪いイメージのまま来シーズンを迎えることになってしまう」(齊藤氏)
かつてのDeNAの守護神は復活することが出来るのか。齊藤氏は「来シーズンは期待してもいいと思う」と話した上で、今後の課題について言及した。
「これからは真っすぐとツーシームだけに頼るのではなく、緩急をつける意味でもチェンジアップ、カーブを覚えれば投球の幅が広がってくると思う。カーブを覚えれば縦の線が加わるのでツーシームが生きてくる。そうすれば真っすぐも生きてくる。カーブは試合中に1球見せればいい。打者の待ち幅を広くさせて打ち取るのが大事。自分のピッチングを小さくするのではなく、幅を広げていくのが大事になってくる」(齊藤氏)