奇想天外企画「チキンナゲット、宇宙へ」→先取りしていた日本の芸人がいた!?

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   イギリスのスーパーマーケットチェーン「アイスランド」が創業50周年を記念して行った「チキンナゲットを大空へ飛ばす」というイベント。何ともユーモラスなイベントに世界から注目が集まっているが、そんな中、イギリスから遠く離れた日本で、「あのコントが現実になった!」とする声がネット上に噴出しているのだ。

  • この大空に、翼を広げ……!?(写真はイメージ)
    この大空に、翼を広げ……!?(写真はイメージ)
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「鶏肉をもう1度、大空に飛ばしてやるんだ!」

   話題を集めているのは、お笑い芸人の岡野陽一さん(38)のコント「やさしさ」。内容は、岡野さんが演じる謎の中年男性が生の鶏肉を風船に取り付けつつ、「鶏肉をもう1度、大空に飛ばしてやるんだ!」などのセリフを放つという、ややサイコなテイストながら本人のファンから絶賛を浴びているコントだ。

   作中では岡野さんは風船を用いて、実際に生の鶏肉を空中に浮揚させるが、その中では鶏肉の重量と風船の浮力が拮抗するシーンがたびたびあるため、鶏肉の重量をきちんと計った上でのコントであることが分かるなど、岡野さんの緻密な計算が光る。

   また、前述のセリフの他にも、「(肉が)『飛びてえ飛びてえ』言ってるぞ!」「もう鳥さんには翼がないんだからな」「命って重いよな」といった、コントを見る者をギョッとさせる一言が絶えず飛び出すなど、最後まで見る者を飽きさせない構成が高い評価を受けている作品だ。

「岡野さんの想い、成就したやん...」

   近年では2019年の「R-1ぐらんぷり」で披露され、その「サイコぶり」から観客からは笑い声よりも「ヒャー!」「ヒェー!」といった悲鳴が上がり、大きな話題となった同作。翻って、今回イギリスで行われた「チキンナゲットを空へ飛ばす」というイベントだが、その詳細を見てみると、チキンナゲットを気象観測用の気球に吊るして高度30キロ付近まで飛ばすという、まさに、岡野さん演じる謎の中年男性の「願い」を叶えるものである。

   このため、同イベントを知った岡野さんのファンからは、「このニュースを見て、岡野陽一さんを思い出したのは私だけじゃないはず」「岡野さんの想い、成就したやん...」といった声が続々と上がっているほか、「イギリス版R-1ぐらんぷり」といった声も。「チキンナゲットを大空へ飛ばす」というイベントは確かに奇想天外な発想だが、それよりも前に同じ内容をコントで披露していたという岡野さんの「先進性」に驚いたファンは多かったようだ。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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