イギリスのスーパーマーケットチェーン「アイスランド」が創業50周年を記念して行った「チキンナゲットを大空へ飛ばす」というイベント。何ともユーモラスなイベントに世界から注目が集まっているが、そんな中、イギリスから遠く離れた日本で、「あのコントが現実になった!」とする声がネット上に噴出しているのだ。
「鶏肉をもう1度、大空に飛ばしてやるんだ!」
話題を集めているのは、お笑い芸人の岡野陽一さん(38)のコント「やさしさ」。内容は、岡野さんが演じる謎の中年男性が生の鶏肉を風船に取り付けつつ、「鶏肉をもう1度、大空に飛ばしてやるんだ!」などのセリフを放つという、ややサイコなテイストながら本人のファンから絶賛を浴びているコントだ。
作中では岡野さんは風船を用いて、実際に生の鶏肉を空中に浮揚させるが、その中では鶏肉の重量と風船の浮力が拮抗するシーンがたびたびあるため、鶏肉の重量をきちんと計った上でのコントであることが分かるなど、岡野さんの緻密な計算が光る。
また、前述のセリフの他にも、「(肉が)『飛びてえ飛びてえ』言ってるぞ!」「もう鳥さんには翼がないんだからな」「命って重いよな」といった、コントを見る者をギョッとさせる一言が絶えず飛び出すなど、最後まで見る者を飽きさせない構成が高い評価を受けている作品だ。