長友と比べてどう映る?
また、2021年に延期されているW杯アジア2次予選を見据えると、「今回だけでは、なお何とも言えない」という。
「アジア予選は今回と違って相手が格下。引いて守るチームも多くなるので、SBが攻撃参加しないと崩せない場面が出てくるでしょう。そうすると今回とはサッカーが変わってくるので、アジア予選が再開してから左SBの評価も変わるかもしれません。守備面では合格点を出せる選手はいるけど、攻撃で仕事ができる選手はいるのかと。そこが測りかねるので、このオランダ遠征は試合中に3-6-1を試し、オプションとして持っておこうとしているとも思います」
では、この2試合で左SBに入った2人は、長友に比べてどう映ったか。石井氏はこう話していた。
「安西選手は自分の良さを出せなかったので何とも言えません。中山選手は、守備については長友選手にそこまで引けを取らない対応を見せました。ただ、今後も久保選手を左サイドで起用するなら、長友選手と久保選手がどういう風に連携するかは見てみたいところ。『長友選手を見てみたい』と思ってしまうのは、中山選手が長友選手を押しのけるほど良かったわけでは決してないということかと思います」
(J-CASTニュース編集部 青木正典)