5年前には1年のブランク明けで2回TKO勝利
一方、約1年ぶりのリングとなる井上の唯一の懸念材料は「試合カン」だろう。試合の前評判が井上の「圧倒的優位」に傾くなか、いかに実戦感覚を取り戻してKOにつなげるか。今回同様に1年のブランクを経てタイトル戦に臨んだ2015年12月の防衛戦(WBO世界スーパーフライ級)では挑戦者ワーリト・パレナス(フィリピン)を2回TKOで下しており、この再現に期待がかかる。
新型コロナウイルスの影響でビッグマッチが転がり込んできたモロニー。王者・井上に対してここまで一貫してリスペクトの姿勢を崩さない「紳士的」ボクサーでもある。「究極の挑戦」で王者の牙城を崩すことが出来るのか。それとも「モンスター」の餌食になるのか。注目のゴングは10月31日に鳴らされる。