「勝ち星に差がなくなるとイニング数が...」
今シーズンのセ・リーグ新人王争いについて、巨人で戦略コーチを務めた野球解説者の橋上秀樹氏(54)は、2つのポイントを指摘している。それは戸郷、森下両投手の「投球回数」と「チームの順位」である。
橋上氏は巨人の救援陣が安定していることを指摘した上で「戸郷投手と森下投手の勝ち星に差がなくなるとイニング数が大事なポイントになってくるでしょう」と分析し、また一方で過去の新人王選出の傾向から「同様の成績ならば優勝したチームの選手が選ばれる可能性が高いと思います」と指摘している。
戸郷、森下ともに今シーズンは先発ローテーションの一角として存在感を見せている。完成度の高さが評価される森下に対して、今後の伸びしろに期待がかかる戸郷。巨人と広島の今シーズンの残り試合は10月12日時点でともに24試合。セ・リーグ新人王争いが最終コーナーに差し掛かった。