「カマラには押しが足りない」
討論の仕方については、「ペンスの方が討論がうまい。自分の都合の悪いことも、自分の土俵で人々に理解しやすいように話している」、「カマラには押しが足りない。いい答えもいくつかあったが、効果的に力強くメッセージが伝わっていない」という意見がチャットに上がった。
その一方で、「ペンスの話をカマラが、私たちアメリカ人の問題に引き戻してくれるから、嬉しい」「ペンスが質問に答えていない」との声もあった。
翌日、ニューヨーク市内を歩き回り、出会った人たちに討論会について感想を聞いてみた。
アパートのエレベーターで一緒になった男性は、「討論会が選挙結果を左右するとは思わないけれど、トランプとバイデンの時と違って、civil(礼儀正しい)だった。ペンスがどういう人間かは、もう国民もわかっている。多くの人がカマラを知る機会になった。彼女は説得力を持って話せたと思う」
郵便を配達していた黒人男性(62)は、「ペンスが口を挟んでばかり。でもカマラは動じることなく、堂々としていた。トランプにはもう、引っ込んでほしいよ」と言った。