2020年10月8日に放送された「ぐるぐるナインティナイン」(日本テレビ系)の2時間スペシャルに出演した「爆笑問題」の太田光さん(55)について、番組中での態度が視聴者の間で話題だ。
この日は放送時間全編が「グルメチキンレース ゴチになります!」で、2本の「ゴチバトル」を放送。太田さんは女優の武田玲奈さん(23)と共に2本目にゲストとして登場し、レギュラー出演者と一緒に料理の値段当てに挑んだが、視聴者が見咎めたのは、番組中で太田さんがたびたび、他の出演者に茶々を入れる姿だった。
太田さんの突拍子もない茶々入れに翻弄される他の出演者たち
冒頭部分、武田さんが最近出前サービスを多用するようになったというエピソードを明かすと、番組では「宅配サービスで注文できるちょっと変わった物」というクイズを実施。
武田さんが頼んだことがあるという品は何かについてレギュラー出演者が答えを考える中、太田さんは突如として「合成麻薬か何か」と、突拍子もない内容で回答。このため、それまで和やかな雰囲気だった会場の空気は一変し、物騒なボケに大きな笑いは起きたものの、画面には出演者らの引きつった笑顔が映し出されたのだった。
番組中、太田さんは終始このようにボケ倒しモード。そして、終盤に入ると、太田さんの茶々入れはさらに激化したのだ。
芸能活動を始める以前から本田翼さん(28)があこがれの対象であるという武田さんが本田さんに「元々、ショートカットだったので(本田さんと同じショートカットであることが誇りです)」と話しかけると、なぜか太田さんは、「じゃあ、俺と一緒だ!」と、ボケとして非常に中途半端な一言を発した。
ノブのツッコミでなんとか進行
話の腰が折れそうになる中、何とか武田さんが本田さんについて、ファッション雑誌「non-no」の先輩であると話を続けると、太田さんは「ああ、そう。俺はan・anだから!」と、またしても滑り気味のボケを放ち、千鳥のノブさん(40)から「うるせえなあ! ここの(2人の)トークが聞きたいんよ!」とたしなめられる有様だった。
これら、もはや「不規則発言」にも思えてしまう太田さんの数々の茶々入れに対し、ネット上では「ぐるナイ見てるけど、太田ウザ過ぎワロタ 本田翼の表情見ても、相当嫌いなのが分かる」といった視聴者のツイートが続々。また、「太田光うるっせえな 本田翼と武田玲奈が見たいのになぁ なんかうるせえんだよなぁ 邪魔って言ってくれるノブすこ」と、太田さんにツッコんだノブさんを評価する声も上がっているほどだ。
これらの声を考えると、やはり、太田さんには相方の田中裕二さん(55)からのツッコミが必須なのではないだろうか。
田中さんの実力を思い知らされた?
太田さんといえば、最近では、8月30日に「サンデージャポン」(TBS系)において一人で司会を行った(田中さんが新型コロナウイルスの治療中だったため)。この時こそ、当初、視聴者が予想した「番組のカオス化」を避けて無難に番組を進行したのの、やはり、それは「100%の保証」が付けられるものではなかったということだろう。事実、上記のシーンでは暴走する太田さんに対してノブさんがツッコまなければ、グダグダになってしまったかもしれない。
なお、そのノブさんだったが、前半に「高等プレー」と思われるシーンがあった。前述の竹田さんの料理の宅配サービスについてのクイズの際、その答えは「焼き芋」だった。その際、ノブさんは武田さんに対し、「もちろん焼いている状態?」という、やや当たり前すぎる質問をぶつけたのだ。
それに対し、太田さんは「当たり前じゃねえか! 焼き芋だから、お前」とツッコミ。すると、ノブさんは「武田さんとしゃべっとんや!」と太田さんをピシャリと怒鳴りつけ、会場内は大爆笑に。この状況から判断するに、恐らく、「もちろん焼いている状態?」という質問はノブさんが太田さんに対して撒いた「餌」であり、これに対して太田さんが食いつき、それにノブさんがツッコむことで場が締まったと考えられるのだ。
このような「高等テク」をして、ようやく御せるのが「猛獣」太田光。それを当たり前のように転がしている田中さんの「実力」が、余計に際立った出演だったともいえる。やはり、太田さんには「猛獣使い」たる田中さんからのツッコミが必須なのではないだろうか。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)