試合終了後も「黒塗り」消されず
観客によれば、1回表の最中にこの人物が一塁側スタンドでフェンスを「黒いペン」で塗っているのを目撃。所属社を示す腕章は確認できなかったという。また、すぐ近くには腕章をつけた地元紙の記者がいたため、「この人も(隣の人物が)塗っているのはわかっていたのではないか」と語る。
不審に思った観客は、5回裏終了後に球場にいたスタッフに事態を報告。しかし、「(スタッフは)苦笑いをしていて、特に対応してはいただけませんでした。現場を見に来た様子もなかったように思います」と振り返る。
フェンスを塗った人物は試合後、試合に勝利した福島・岩村明憲監督の囲み取材にも参加していたという。観客は試合終了後の17時30分頃まで球場に居たというが、その時点でもフェンスの「黒塗り」は消されていなかったとした。
取材に応じた観客は「独立リーグの選手は厳しい環境の中、死に物狂いでプレーしており、選手達が活躍する大事な球場を自分勝手な理由で汚すのは許せません。自分も下手くそながら球場で写真を撮ることもあるので、余計に悲しく思います」とやり場のない思いを語った。