シダックスカルチャーホールA(東京都)で行われたM-1グランプリ2020の予選に人間と猿のコンビ「ともきりき」が出場し、1回戦を通過した。
猿が「ボケ」担当
日本一の若手漫才師を決める大会の予選。2020年9月30日、マイクスタンドの前に「どうもよろしくお願いします」と現れたともきさんの相方は、猿の「りき」さんだ。
漫才のテーマはヨガ。りきさんは度々ともきさんの肩を叩き、耳打ちしながら内緒話のような動作をする。ともきさんはそのコソコソ話を聞き、「ん?そんなありきたりな漫才で大丈夫か?うるさいな、いいでしょ!」「なに?お前の相方は猿なんだからそこを生かして全面的にやっていけよ?...すごくない?」とりきさんの「ボケ」を通訳し、ツッコミを入れていく。
また、「1回ヨガをやってみて」といわれると、座り出したりきさんがヨガとは違う動きをするというボケを披露するなど、人間同士で行っているかのように漫才が進行していく。
M-1公式サイトのコンビ情報によると、ともきりきは2012年に結成し、所属はタイタンとのこと。ともきさんとりきさんの両方にプロフィールが存在し、どちらも「男性」とされている。そんなともきりきは、猿まわし団体「日光さる軍団」の太郎次郎一門で活動している猿まわしコンビだ。「日光さる軍団」公式サイトの自己紹介では「人の顔を蹴るのが得意なりきちゃん猿に顔を蹴られるのが得意なともきのコンビです!」としている。