総務省担当者も困惑
総務省国勢統計課の担当者は7日、J-CASTニュースの取材に、黒塗りされた調査票について「ニュースなどで承知しています」と困惑気味に話す。
調査票はまず市区町村が回収し、黒塗りなど調査に支障をきたすような不備がないか審査する。もし問題があれば、市区町村の職員や調査員が対象世帯に連絡し、正確な情報を聞き取る。
世帯が特定できない場合、その世帯は「未提出」扱いになるため、回答を再要請する。それでも協力が得られない場合、調査員がマンションの管理会社や近隣住民に聞き取りをする。
罰則の適用事例は一度もないといい、「強制的に回答を求めてしまうと、正確な統計情報を得るのが難しい」などが理由だという。