名古屋・栄を拠点に活動するSKE48が2020年10月5日、劇場公演デビュー12周年を迎えた。この日行われた特別公演では、21年初春に新曲が「松井珠理奈卒業シングル」として発売が決まったことも発表された。
松井さんは10月5日にグループを卒業する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期になっている。卒業という区切りが延期になり、新曲発売が決まったことで、松井さんは「まだ『松井珠理奈は終わらないよ』」と意気込む一方で、「『次のセンターは誰だ?』という目で見てくれたらうれしい」とも。事実上の後継指名を視野に新曲に臨みたい考えだ。意中の人は「3人ぐらい」いることも明かした。
卒コン延期で卒業自体も延期に
SKE48は10月3日から5日にかけて、「AICHI SKY EXPO」(愛知県常滑市)で、過去にSKE48が劇場公演で行ってきた全12演目に加えて、「12周年特別LIVE」の計13公演を上演。最後の「12周年特別LIVE」で新曲発売が発表された。前作「ソーユートコあるよね?」の発売日は20年1月15日で、SKE48にとって新曲の発売は約1年ぶり。
松井さんは20年2月7日に卒業を発表。本来であれば9月26、27日に名古屋市内で卒業コンサートを行い、10月5日に名古屋・栄のSKE48劇場で行う12周年記念公演で卒業予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、卒業コンサートが延期に。その余波で卒業自体も延期が決まっていた。
新曲発売の発表を受けて、松井さんは10月5日が卒業予定だったことに言及しながら、
「卒業っていう、一個区切りの日というか『終わってまた新たにスタート』という日だったんですけど、まだ『松井珠理奈は終わらないよ』ということで、これからがまた始まりということで、こうやって無事に(新曲発売が)決まったのはうれしい」
「(自分の参加が)最後というのもあるし、SKEらしい曲が来たらいい」
と意気込んだ。