NHK総合朝の情報番組「あさイチ」で、2020年10月5日に放送された「推しのいる生活」特集が話題になっている。
「推しの名前発見!」「V6見つけた!」
「推し」とは、イチ推しのメンバーを意味する「推しメン」を由来とし、アイドルや俳優、キャラクターなど、もっとも応援する対象を指す言葉だ。「あさイチ」では「人生が輝くヒケツ!"推しのいる生活"のススメ」と題し、「推し」の存在が人生を輝かせるヒントになると紹介し、話題を呼んでいる。ゲストの森三中の大島美幸さんは嵐の松本潤さんが13年来の推しであると明かし、MCの博多華丸・大吉さんやアナウンサーらと「推し」談義に花を咲かせた。
ツイッターでは、「いくつになってもきゅんきゅんは大事」「推しのいる生活は幸せそのもの」「大島さんの言葉よくわかるなぁ」など、自らの「推しのいる生活」について語る視聴者が多く見受けられた。
中でも注目を集めたのは番組セットとして、出演者らの後ろに置かれた大型パネルだ。パネルは事前アンケートで寄せられた4万4000通の情報からまとめた、さまざまな推しの名前が3000以上プリントされているというもので、「推しの名前発見!」「V6見つけた!」「ネイサン(スケート選手)がいる」など自分の推しや友達の推しを探しだすのに夢中になったという声も多い。
「オーキド博士」や「ドコモダケ」も...
細かい文字から推しの名前を探し当てる人々に、「きっと好きな人の名前は自然と見つけられるものよね!」とする反応も。自らの推しの名前の場所をツイートする人が大勢現れたため、一時は「大島さんの後ろ」がトレンド入りする事態になった。
3000もの名前が列挙されたパネルだけに、「知らない名前いっぱいある」「後ろの(パネル)全部見たいな」という要望も多い。印刷された名前はアイドルやアーティスト、俳優、ゲームやアニメのキャラクター、スポーツ選手など幅広いジャンルから選ばれているため、「色んなジャンルあっていいね。歌舞伎の人とかフィギュアスケーターとかオーキド博士(ポケモン)とかドコモダケとか」「知らない名前も多くて、それでも誰かの推しなんだと思うと面白い企画」「とりっぴぃ(しまじろうのキャラクター)居るのが面白い」と誰かの推しの存在に思いをはせる人も多かったようだ。