「ドコモ口座」不正発覚の次はシステム障害 トラブル続きNTTドコモの憂うつ

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   NTTドコモの顧客システムに2020年10月4日朝、障害が発生し、ウェブサイトなどで手続きができなくなった。

   午後になって新たな受付を再開したと発表したが、トラブルは6時間半ほど続いた。先月の「ドコモ口座」での不正利用発覚に続く、今回の問題。インターネット上では心配の声が上がっている。

  • NTTドコモ本社のある山王パークタワー
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原因は「顧客システムの機器故障」

   ドコモの発表によると、4日8時10分ごろから顧客システムに障害が発生。これにより、ドコモショップや、手続きサイト「My docomo」、さらにコールセンターでの各種手続き・来店予約ができなくなっていたという。原因については「顧客システムの機器故障」としている。

   ツイッター上では、

「docomoの解約しようとしたら全然つながらない。イライラ」
「タブレット解約の予約入れてたんだけど、システムエラーかなんかで手続きが一切出来ませんって電話かかってきた」

といった報告がユーザーから相次いだ。NTTドコモやドコモショップ各店舗のツイッターアカウントから障害について告知される事態となり、サイバー攻撃を疑う声も出ていた。

   ドコモは14時50分ごろから新たな各種手続きの受付を再開した。また、障害発生時間帯に受け付けた手続きの処理も、18時に完了した。発表の中で、障害の原因を「顧客システムの機器故障」と説明。「お客様には大変ご迷惑をお掛けいたしましたこと、深くお詫び申し上げます」と謝罪している。

「ドコモ口座から始まって子会社化やシステム障害って...」

   ドコモでは1か月ほど前の9月9日、電子マネー決済サービス「ドコモ口座」の不正利用が発覚した。何者かが銀行口座番号やキャッシュカードの暗証番号等を不正に入手し、預金者に成りすまして「ドコモ口座」を開設。その預金者の銀行口座からドコモ口座に勝手に送金、チャージしていたことが明らかになったのだ。これを受けドコモ口座では、9月17日から銀行口座の新規登録受付を当面停止している。

   9月29日には、NTTがドコモを完全子会社にするためにTOB(株式公開買い付け)を行うと発表。その背景について、複数メディアでは携帯電話料金の値下げを掲げる菅義偉政権の発足と関連付けていた。

   こうした一連の流れに、ネット上では「ドコモ口座から始まって子会社化やシステム障害っていろいろ立ち続け過ぎません」「ドコモ口座の件といい受難の年だね」「ドコモ大丈夫なのか」と案じる声が寄せられている。

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