「好きじゃないです」とキッパリ――。
タレントのSHELLYさんが2020年10月4日放送の情報番組「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演し、ドナルド・トランプ米大統領について批判を交えながら持論を展開した。
新型コロナ感染に「当然というか」
番組では、トランプ氏の新型コロナウイルス感染について取り上げた。MCの東野幸治さんは「どう思いますかこのニュース」とSHELLYさんに意見を求めた。すると、
「当然というか。一番危険なことをしてきた人なので、一番(新型コロナウイルスの感染者に)なる確率が高かったですし、今までならなかったのがすごいなって思います」
とバッサリ。トランプ氏がマスクの効果を軽視してきたと指摘し、
「アメリカは、日本にいると信じられないと思うんですけど、コロナが本当に『選挙のための嘘の病気だ』と、『左派が作り上げた都市伝説なんだ、フェイクニュースだ』って真剣に言っている団体がいたりする。彼らのヒーローであるトランプさんがなったのは、1つ大きなメッセージ」
と述べた。
トランプ氏に対する厳しい態度に、ゲストの中居正広さんは「あんまり、あんまりお好きじゃないですか」。コメンテーターの松本人志さんも「絶対良いようには思ってないよね」と重ねると、SHELLYさんは、
「トランプさんですか。あ、好きじゃないです」
と言いきり、スタジオは笑いに包まれた。
日本の芸能人は政治的発言しない?
中居さんは、「SHELLYが言ったような、『私はトランプは苦手です』とか『この人が好きです』とか、日本人はやっぱり言わないですね」と指摘。東野さんは「政治的にこの人を応援します...アメリカは両方あるじゃないですか。バイデンさんを応援する、民主党を応援する、いやいやトランプさんや、とね」と語った上で、 SHELLYさんに「日本の芸能界見てたら『あれ、なんか言えへんな』とか思ったりするの」と質問した。すると、
「はい」
と笑顔で返答。SHELLYさんは日本ではなく米国の選挙権を有していると説明し、「なのでアメリカの投票はしてます」と語った。
番組の最後、東野さんから「満足しましたか、いろいろ喋っていただいたんで」と振られると、
「なんかすごい今回楽しかったです。言いたいことがいっぱいあったので。トランプさん、色々あったおかげでアメリカの話ができたので」
と満足気だった。
SHELLYさんは以前にも政治的な発言をし、話題となったことがある。安全保障関連法案が衆議院の平和安全法制特別委員会で可決され、反対デモが行われていた2015年7月15日には、
「この時代にこんな事が有り得るの?とテレビを見ながら不信感しかないです。この状況を戦争を経験された世代はどう感じるだろう?そんな中、今も雨の中デモを続ける方々は本当にかっこいいと思います」
とツイッターに投稿し、2000回以上リツイートされた。