巨人独走許すセ「5監督」 今シーズンの采配ぶり、そしてオフの「進退」を読み解く

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与田監督はヤクルト戦の采配ミスが大きな話題に

   ラミレス監督に関しては、采配がたびたびネット上で議論されるがシーズン成績を見ると安定した結果を残している。チームを指揮した4年間でBクラスは2018年(4位)の一度だけ。今シーズンAクラスを確保すれば5年間で4度のAクラスとなる。その一方でCSのない今シーズンのAクラスがどれほどの評価に値するかは難しいところだ。リーグ優勝が厳しい状況にあるなか、来季続投にはAクラス入りが絶対条件になりそうだ。

   就任2年目となる与田剛監督(54)率いる中日はAクラス入りをかけてラストスパートに入っている。チームはここにきて状態が上がってきているものの、序盤のブレーキが大きく響いている。指揮官の采配面では、野手を使い切ったため延長戦の好機に投手を代打に起用した7月7日のヤクルト戦が大きな話題に。7年連続でBクラスに低迷しているチームをAクラスに導けば来季続投濃厚か。

   ともに監督就任1年目のヤクルト高津臣吾監督(51)、広島・佐々岡真司監督(53)にとって今シーズンは厳しいものになりそうだ。ヤクルトは7月に2位に浮上し首位巨人に迫ったが、8月に入って失速。ここまでチーム防御率はリーグワーストの4.60と投手陣に安定を欠いている。一方の広島はリーグ3連覇時の強さは見られず、10月1日時点でリーグ最下位に沈んでいる。高津、佐々岡両監督共に残り少ない試合の中で意地を見せたいところだ。

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