女優の岩佐真悠子さん(33)が2020年10月1日、自身の芸能界引退をインスタグラムで報告した。
「世の中や自分を取り巻く環境も大きく変わっている今。自分自身と向き合う時間が増えて、今後の事なども色々考え、新しい事への挑戦をしたいという気持ちからこの度引退を決意しました」と明かした岩佐さん。「今後は微力でも直接社会や人様の役に立ちたいという思いから以前から興味のあった介護の仕事に携わりたいと思います」と、引退の理由を説明。メッセージの最後は「17年間本当にありがとうございました」と、感謝の言葉で締められている。
岩佐さん引退についてはネットニュースとして報じられているほか、ネット上では「岩佐真悠子ちゃん引退か...自分好みの美人がどんどん表舞台から消えていく...」といった引退を惜しむファンからのツイートが続々。ただ、それに混じって「岩佐真悠子さんと小木さんの口喧嘩大好きだったな!」といった声も上がっているのだ。
気まずい空気が流れたまま、画面には「1時間経過」とのテロップが
これらの声が指し示しているのは、2003年10月から2004年3月にかけて放送されていた深夜のバラエティー番組「大人のコンソメ」(テレビ東京)の中で放送された「ブルードラゴン」というコーナー。
番組のレギュラー出演者とその日のゲストがお互いに様々な罵詈雑言を浴びせて相手を屈服させ、目の前に用意された青汁を飲ませることが出来るか否かを競うコーナーなのだが、同コーナーには放送当時16歳の岩佐さんが「おぎやはぎ」の小木博明さんと共に出演し、対決していたのだ。
当時の番組内容を振り返ると、カフェなどにありがちな背丈の高い「ハイテーブル」を前に岩佐さんと小木さんが立ち、お互いに目の前の青汁を飲むように強要し始めたものの、しばらくすると、小木さんが岩佐さんに対し、セクハラまがいの発言で「口撃」を強化。これに対し、岩佐さんは笑顔を絶やさずこれらの「暴言」をスルーし続けた。
しばらくすると、小木さんは突如として「2、30分、ダンマリするんだよな~」と言い放ち、そのままダンマリモードに突入。負けじと岩佐さんも一言も発しなくなると、気まずい空気が流れたまま、画面には「1時間経過」とのテロップが。なお、最終的には痺れを切らした小木さんが青汁を飲み、見事、岩佐さんの勝利となったのだった。
まさに、バラエティー番組としては「大事故」とも言える展開の末に決着がついた岩佐さんと小木さんの対決。このためか、岩佐さんの引退を知ったとするファンからは前述のものの他にも、「まだ33歳か。代表作は小木との喧嘩だな」「岩佐真悠子といえば小木とのマジゲンカ」といった声が続々と上がっている。
なお、現在も続く「ゴッドタン」は、このコーナーの後継とも目される。「岩佐真悠子さんと言えば現ゴッドタンのひな形みたいな番組 大人のコンソメでおぎやはぎの小木さんとケンカするコーナーがすごく面白かった記憶」との声もあるように、いわば「ゴッドタン」成立に当たっても、岩佐さんの功績は少なくないのかもしれない。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)