俳優の岡田健史さんは2020年10月1日放送の情報番組「スッキリ」(日本テレビ系)に生出演した。
岡田さんは番組中に「コロナ禍(か)」を「コロナ渦(うず)」と言い間違え、このことがツイッター上で話題になっている。しかし、こうした間違いが世間では頻発し、また「渦」という意味でも「しっくりくる」として、「コロナ渦」という言葉の定着を望む意見も聞かれている。
「コロナうず」はトレンド入り
岡田さんは18年放送のドラマ「中学聖日記」(TBS系)でデビューした21歳。21年にはNHK大河ドラマ「青天を衝け」への出演を予定するなど、注目の若手俳優だ。
この日は10月9日公開の出演映画「望み」で、主題歌を歌う森山直太朗さんとともに出演。MCのハリセンボン・近藤春菜さんから映画について聞かれると、
「今のコロナうずの中で、こういった作品が出る意味が、すごく僕は...重いというか...いろんな意味があると思います」
とコメント。岡田さんは新型コロナウイルスによってもたらされた災いを指す「コロナ禍(か)」の「禍」を「渦(うず)」と間違えたものとみられる。
この「言い間違い」を受け、日本のツイッター上では「コロナうずって読んでるのかわいいwww」という声や「コロナうず」という名の渦に巻き込まれる岡田さんのイラストなどが投稿され話題に。番組放送後には「コロナうず」がトレンド入りを果たした。
半沢直樹ツイッターでも「渦」間違い
ただ、岡田さんの言い間違いには「私も最初読めなかった」「禍と渦似てるもんね、仕方ないよね」「コロナ鍋(なべ)って呼んでました」という共感の声も。また、9月27日に最終回を迎えた大ヒットドラマ「半沢直樹」(TBS系)の番組公式アカウントも、同日のツイートで「コロナ渦で大変な世の中にも関わらず...」とつぶやいていた。
世間ではこうした読み間違いや誤字が頻発しているとして「半沢直樹まで渦だったからもう渦でいいじゃん」「コロナ渦でもよくね」「もう、世界が渦にシフトすればいいんや」「渦も今の状況にしっくりくる気がする」と、言葉としての「コロナ渦(うず)」の定着を望む意見も聞かれている。
岡田さんは番組放送後に自身のインスタグラムのストーリーズを更新し、「コロナ禍でした。未熟者でお恥ずかしい限りです。勉強になりました」と間違いを認めた。なお、この一文の横には小さく「(ちなみにコロナ渦っていう造語もあるらしい)」と書かれていた。