プロ野球巨人のリーグ連覇が見えてきた。今シーズンは開幕直後からトレードで積極的に戦力を補強してきた原巨人。球団はすでに来季構想に着手しているとみられ、スポーツ紙などの報道によると、今オフは13人から14人が戦力外もしくは育成契約になるという。
外国人助っ人も例外ではなく成績次第では戦力外となる。今オフ契約を勝ち取ることが出来る外国人選手は...。主な外国人選手の今シーズンのここまでの成績を振り返ってみる。
サンチェスは3億4000万の高額年俸も
投手陣ではルビー・デラロサ(31)が抜群の安定感を誇る。今シーズンは開幕から5試合連続無失点を記録し、チームの開幕ダッシュに貢献。7月上旬に左脇腹の肉離れで戦線を離脱したものの約1カ月で1軍に復帰し、勝利の方程式の最後を締めくくっている。2020年9月29日時点で防御率2.45、13セーブをマークしており、昨シーズンに続いてチームには欠かせない守護神となっている。
先発ローテーションの一角を担うエンジェル・サンチェス(30)は7月下旬に右肩の違和感で出場選手登録を抹消され約1カ月半、1軍のマウンドから遠ざかった。長期離脱の影響もあり、ここまでの登板は9試合にとどまり防御率3.02で5勝3敗。サンチェスは2年契約の1年目ということもあり残留は濃厚とみられるが、3億4000万円(金額は推定)の年俸を考えれば物足りない数字となる。
巨人の外国人選手の中で最もコストパフォーマンスが高いとされるC.C.メルセデス(26)は、貴重な左の先発としてローテーションに入っている。昨シーズン同様、今シーズンも中盤に失速するケースが見られ課題は残るものの4勝をマーク。試合にかける気持ちは強く、8月19日の阪神戦で左ヒジのコンディション不良で2回緊急降板した際にはベンチで涙を見せG党の心を鷲掴みにした。