最終話で活躍の2人が上位に
13年放送の前作では、出演した片岡さんや滝藤賢一さん、石丸幹二さんらがブレイクを果すことになった。続いて、今作から登場し「株を上げた」と思う役者を聞いた。(有効回答数2029)
1位は東京セントラル証券の若手社員・森山雅弘を演じた賀来賢人さん(460票)。正義感が強く、半沢に金融マンとしての精神を教わりながら成長する姿が描かれた。賀来さんはドラマ「今日から俺は!!」(日本テレビ系、18年)で主役を務めたことで、コメディができる俳優としてブレイク。シリアスな半沢直樹で存在感を示したことで、新たな境地を開けるか。
惜しくも2位となったのは国土交通大臣・白井亜希子を演じた江口のりこさん(450票)。帝国航空の再建をめぐり銀行側に「債権放棄」を迫るも、あと一歩のところで敗北。最終回では師事していた箕部幹事長への「裏切り」で視聴者を沸かせた。江口さんは兵庫県出身の40歳。個性派女優として数々のドラマに出演してきたが、今作をきっかけにより大きな飛躍が期待される。
その白井大臣の秘書・笠松茂樹を演じた児嶋一哉さん(アンジャッシュ)が3位にランクインした(316票)。ドラマでは最終盤で箕部幹事長の不正を暴くキーマンとして活躍。進政党を離党した白井大臣との「友情」も話題になった。「いじられ芸人」のイメージのかたわら、役者としての評価も高かった児嶋さん。相方・渡部建さんの不祥事を乗り越え、活躍の場を広げられるか。
4位には半沢に「詫びろ詫びろ」と迫った銀行証券営業部部長・伊佐山泰二役の市川猿之助さん(145票)、5位にはIT企業・スパイラルの瀬名洋介社長を演じた尾上松也さん(97票)がランクインした。
前作には登場したものの、今作未登場だった役者もいる。今作も登場して欲しかった役者を聞くと(有効回答数1633)、半沢の同期・近藤直弼を演じた滝藤賢一さんが過半数を超える856票でトップだった。今作第一話でシンガポールへの出張が伝えられた近藤だったが、最後まで本人は登場しなかった。滝藤さんは現在、NHKの大河ドラマ「麒麟がくる」に出演している。