警察官は、報道の自由を挙げるも、「厳重に注意した」
「報道に『空けるように』と、さっきから2回ぐらい言っています。ある程度、報道の自由ってのはありますから」
これに対し、ユーチューバーが「報道の自由にも限度があるんじゃないですか?」などと聞くと、警察官は、「歩くスペースを確保するように、厳重に注意したんです」と答えた。その後、警察官2人は、マスコミに声をかけていた。
ユーチューバーは、それでもマスコミの人たちを追い回すため、警察官が「だいぶ減ってるから、ちょっとさ」と困った様子で近づいた。ユーチューバーも、「警察官の方が困ってるんで、僕は引きますよ。なんか、ご迷惑をおかけして、すみませんね」と返した。
警察官は、「あなた言ってるの間違いじゃないから」「言ってること分かんないこともない」と理解を示した。マンション前の報道陣の数は、ユーチューバーが来たことで半分以下に減ったように見えたが、いったん離れるとまた戻って来ていた。
竹内さんが急死した9月27日を中心に、ツイッター上などでは、マンション前に集結した報道陣へのクレームが相次いでいる。「遺族の事考えてる?」「そっとしておいてあげればいいのに」「一緒に住んでる家族や近隣住民に迷惑掛けるな」といったものだ。ほかにも、マンション前のマスコミに注意したとする動画を投稿した別のユーチューバーもいた。
一方で、「でもそう言うニュースとか週刊誌が売れちゃうんだから仕方ない」「言うなら取材に行けと命じてる人間に届かないと意味が無い」といった意見もあった。今回の動画を投稿したユーチューバーの男性に対しては、その思い切った行動を讃える声も出たが、マスコミの人たちの面前でその容姿を中傷するなどした言動があり、「便乗するユーチューバーも同罪だな」との声も漏れていた。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)