橋本さんの行動は「オヤジギャル」そのもの!?
このほか、2020年2月に出席したイベントでは自身のゴルフのスコアについて明かすなど、そろそろ「出そろった」感のある橋本さんの「オヤジ趣味」(これに競馬が加われば完璧!?)だが、「女性」が「オヤジ的な趣味を嗜む」ということが、かつて、大きなブームとして注目を集めていたことをご存じだろうか?
今を遡ること31年前、平成元年(1989年)、週刊誌「SPA!」にて連載を開始した漫画「スイートスポット」で描かれていたのは「オヤジギャル」なる存在。「オヤジギャル」とは当時、巷で「増殖」していた「オヤジ化した若い女性」を指す言葉で、それまで珍しかった「女性が1人で牛丼屋や立ち食いそば屋に入店する」「仕事終わりに居酒屋のカウンターでビールを一気飲みする」といった行為を平然と行う女性が増えたことを表わす単語だ。
同作は「OL」(office ladyの略)との呼び名が優勢だった、世の女性会社員たちのオヤジ化した「生態」を描写したもので、翌1990年には「オヤジギャル」という単語で、同作の作者である故・中尊寺ゆつ子さんが「新語・流行語大賞」の銅賞を受賞するなど、まさに社会現象を巻き起こした作品となったのである。
翻って、その流行語大賞から30年後の令和時代。「歴史は繰り返す」「流行は循環する」とはよく言ったものだが、前述の橋本さんの数々のオヤジ的な所業は、どこか、「オヤジギャル」に当てはまりそうなものばかり。橋本さんが「令和のオヤジギャル」として、さらなる人気を獲得していく兆候が出始めているのではないだろうか。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)