不妊治療の保険適用は男性にとってもメリット
不妊の原因は夫と妻の双方にあることが統計上明らかになっていることから、「不妊治療、とりわけ体外受精の費用軽減は、男性にとってのメリットになる」とも。その上で、不妊治療の保険適用という政策が男女双方の利益になるという認識を、科学的根拠を示しながら広めることの重要性を強調した。
「私たちもプレゼンテーションしなければならないし、女性の権利のためではなく、無知、そういうことをご存じない人の誤解を、しっかりとこういう(記者会見の)場所をお借りしながら、科学的、客観的に、統計に基づいてお伝えすることで、『女性政策』と言われがちだったものが、実はユニセックスな、(男女の区別がない)共同の政策だというところまで、私たちは、(今回の記者会見で行っているような)スピーチもさることながら、全ての取り組みに男性をからめていくという...。感情論とか精神論でからめていくのではなく、今のように科学的にからめていくことが求められている」
野田氏は体外受精で妊娠し、11年に男児を出産している。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)