ブラジルで製作・放映されたスナック菓子「ドリトス ワサビ」のCMがシュールだと話題を呼んでいる。
特撮からアニメ、猫、ゆるキャラ...
2020年9月19日、スナック菓子「ドリトス」ブラジル版の公式YouTubeに新フレーバーの「わさび」をアピールするためのCM動画がアップロードされた。ブラジルを中心に放映されるCMにもかかわらず、全編日本語で製作されている。動画の説明文も「ドリトスわさび味、新登場。緑でサックサク、わさびです。」と日本語のみで書かれ、ブラジルを中心に海外でも注目を集めている。
動画では2タイプが存在し、ひとつは往年の日本特撮作品のオープニングを彷彿とさせる宇宙の映像に、緑色のスナック菓子のパッケージが現れ「ドリトス 山葵」との文字が大きく映し出される。続いて街に大きなタコのような怪獣が襲来し、ミニチュアの街で暴れまくるが、黒髪の女性が刺激の強いワサビ味のドリトスを食べパワーアップし(この描写にはアニメも使われている)、応戦するというもの。日本の怪獣映画やアニメをイメージしたようで、どこか懐かしい印象だ。
もう一方はドット絵で表現された舞台の上で緑色の巨大なドリトスのゆるキャラ風着ぐるみが3体歌い踊るゲーム調のCMで、着ぐるみの脇には「ドリトス」と書かれた木札が配置されている。ダンスの後、突然チップスの中心に男性の顔がはめ込まれたキャラクターが現れ、「緑でーす」とのナレーションが入るとドリトスを食べる女性の指に顔が浮き出るというシュールな展開に。さらにアニメや猫、漫画といったジャパニーズカルチャーを総ざらいするような流れになっている。
両者をまとめた1分版の動画はYouTubeで28日夕までに約130万回、15秒版は約620万回それぞれ再生されている。