井上尚弥に「冒涜的な挑発」も 防衛成功のカシメロ、母国フィリピンメディア伝えた「言いたい放題」

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   ボクシングのWBO世界バンタム級王者ジョンリル・カシメロ(フィリピン)が2020年9月26日(日本時間27日)、米コネチカット州で同級11位デューク・ミカ(ガーナ)を相手に防衛戦を行い、3回TKOで防衛に成功した。カシメロは試合後の会見で井上尚弥(大橋)をしきりに挑発。フィリピンの現地メディアはカシメロの挑発を「冒涜(ぼうとく)的な挑発」と報じるなど王者の言動に注目が集まっている。

  • 井上尚弥
    井上尚弥
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会見ではのどを切り裂くジェスチャー...

   日本のボクシングファン注目の一戦は、カシメロの圧勝だった。挑戦者のミカは24戦全勝(19KO)のパンチャーだったが、一発の威力はカシメロが大きく上回った。初回から積極的に攻め込んだカシメロは2回にダウンを奪うと続く3回に一気に畳みかけてTKO勝利。勝利の瞬間カシメロは歓喜を爆発させ、リング上でいきなり右腕だけで腕立て伏せをするパフォーマンスをみせた。

   リングを降りてもカシメロの興奮は収まらなかった。フィリピンの地元メディア「MANILA BULLETIN」(WEB版)によると、カシメロは記者会見で井上を「日本の石亀」呼ばわりし、「イノウエはモンスターではない。イノウエは俺を恐れている」と言いたい放題だった。会見中にヒートアップしたカシメロは、のどを切り裂くジェスチャーをして井上を挑発したという。

   「MANILA BULLETIN」(WEB版)の記事では、米国に本格進出した母国の英雄に対して「ペイ・パー・ビューで観戦した米国の観客にとって印象的なショーだった」と称賛する一方で、井上に対する執拗なまでの挑発を「冒涜的な挑発」と表現した。

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