関脇正代関(28)が大相撲秋場所(東京・両国国技館)で初の幕内優勝を遂げたことを受けて、人気マンガを原作とした同名のアニメ「メイドインアビス」のファンや作者から祝福の声が上がった。
報道をきっかけに作者・つくしあきひと、リアタイを開始
正代関がアニメ「メイドインアビス」に熱中していると、サンケイスポーツが2020年9月16日に報じていた。アニメ公式アカウントは、このニュースを引用してファンに紹介。そして同日、マンガ「メイドインアビス」の作者・つくしあきひとさんはこうツイートした。
「今日、正代関の取組見てたんだ。残念だったけど相手がめちゃくちゃ強い。あの満身創痍の関取は何者だって聞いたら相手は不屈の勇者だった。こんな強者と何度もぶつかるのか。
尋常ではないな!相撲面白いな!」
それから、相撲の中継を実況するようになる。
「正代関の事知ってから大相撲リアタイしてる」
「つっよ!!!!正代関つっよ!」
「思わず興奮してしまった。正代関12勝...!なんという攻め!」
そして千秋楽の27日に正代さんが初の優勝を果たすと
「おめでとうございます正代関ッッ!!!!」
「翔猿関めちゃくちゃ強かった!!物凄い一番だった...!!」
と祝辞を送った。アニメ公式アカウントも「正代関初優勝おめでとうございます!」というツイートを行った。
「これもまたアビスの祝福」
「メイドインアビス」は、巨大な縦穴「アビス」、そしてそれに挑む少女とロボットを中心とした物語。繊細でかわいらしい絵柄でありながら、アビスの神秘やその脅威がリアリティをもって描かれるダークファンタジーだ。
そのために、正代関が同作を部屋の力士にも広めていることが報じられた際には、ファンから同情する声も寄せられていた。
「被害者の会とかできそう」
「強制メイドインアビスで情緒をワヤクチャにされて本場所に入らされる力士たちマジでかわいそう」
そして優勝の折には、作中の用語に絡めた祝いの言葉が寄せられた。
「正代関優勝したんですね! これがアビスの祝福......おめでとうございます」
「正代卿優勝おめでとうございます これもまたアビスの祝福」
「アビスの祝福」は、縦穴から上昇する際にかかる負荷「呪い」を何らかの形で対処すると得られることがある特殊能力。肉体の強化など、探窟を進める上で有利に働く変化だ。正代関も「アビス」から、得られるものがあったのかもしれない。
おめでとうございます正代関ッッ!!!!
— つくしあきひと (@tukushiA) September 27, 2020