フリーアナウンサーの笠井信輔さんが2020年9月28日に自身のブログを更新し、27日に急死した俳優・竹内結子さんへの思いを語った。
コロナ禍の辛さもつづる
竹内さんの突然の訃報から一夜明けた今も、悲しみの声は途絶えない。そんな中、アナウンサーとして何度も竹内さんと共演した笠井アナが、ブログに「信じられません。ショックです。とてもサバサバしていて、それでいて女性らしい優しさを持ち合わせた素敵な方でした」と追悼のコメントを公開した。
また三浦春馬さん、芦名星さん、藤木孝さんら、最近逝去された俳優の名前を並べ、「仕事を通して知り合った才能ある方々が次々と天に召されてゆくのは、本当に悲しく、辛いです」と悲痛な思いをつづった。いずれも自殺の可能性があると報じられている。
そのため笠井アナは「旅立たれたそれぞれの方の想いはわかりません」と前置きし、
「ただ、私が最近よく考えるのはこのコロナ社会の現実の辛さです。仕事が出来ず、家にいなければならないというのはとても辛いと言うことです。いろいろ考えてしまう時間ができてしまうということです」
と、新型コロナウイルスの影響で心を閉ざす人も多いのではないかと持論を展開した。
さらに
「私の場合は、入院直前、がんであれだけ体が痛かった中がんばれたのは、コロナの前で、次から次へと仕事をさせて頂けていたからなんです」
「もしも、仕事がなく、ただ家にいるだけだったなら私は病魔に早々にくじけていたかもしれません」
と、自身が悪性リンパ腫の治療中でも前向きになれた理由を明かした。
投稿には竹内さんへの追悼コメントや、「自分の仕事と居場所があるということの大切さを改めて実感しました」「私も仕事に助けられている部分があります」など、共感の声が集まっている。