「やること多いなーっていうのが第一印象」
紙の回答について、前出の調査員の女性は「前回の調査員時の話になりますが、回答用紙が届いて数字がまとめられ、それを調査員が持つ『一覧』にメモすることになります。用紙を読み込んでまとめるよりもネット回答で入力された物の方が確実な気がします」と話している。調査員の作業がもう1つ多くなっていたわけだ。
女性は今回3区域160軒以上を受け持ち、各家庭を回る。実際の仕事の流れとその印象、何が大変だったかの体験談を聞いてみたところ、前回との比較も含め、こう明かした。
「5年前も今回も、やること多いなーっていうのが第一印象です。国勢調査員になると家に書類が届くのですが、段ボール1箱にぎっしり...私の力では持ち上げることが出来ませんでした。前回は初めてのインターネット回答が始まった年で、対面でネット回答のお知らせを手渡さねばならず大変でしたが、今回は国勢調査のお知らせチラシをポスティング→回答用紙配布で、随分ラクになったなーと思いました。
前回は『インターネット回答用紙』と『郵送もしくは手渡し回答用紙』が別だったのです。しかも不在の場合には『何月何日何時に伺いましたがお留守なのでまた何月何日に伺います』ってメモを残さなきゃいけなくて...。自分の名前と電話番号も書かねばならなかったので、家に問い合わせが数件ありました。その後にネット回答してない世帯にまた訪問して郵送回答用紙を配って...と本当に大変でした。
今回は1つの封筒に『インターネット用紙』と『郵送回答用紙』が入っているので1回で済むし、不在のメモも廃止されてました。前回と比べたら本当に楽です! 問い合わせ先も統計局と市の担当の番号が明記してあり、何かあればそちらから担当者に連絡が来るシステムになっているので家の電話が鳴ることがなくて安心です」