包装を変更し、冷蔵状態を保つ物流体制に
ハットグループは25日、通販サイトのトップページに改めて「カーボクラッシャーに関するご報告」と題した文章を掲載した。マイプロテイン事業の代表を務めるルーシー・ゴーマン氏の名義で書かれている。
報告書によれば、虫の混入は4人の購入者からカスタマーサポートに連絡があり把握した。その後、カーボクラッシャーの注文・発送を停止し、自社および第三者機関2社ですべての関連施設を調査したところ、シンガポールの倉庫にあるパレット(荷役台)1万3000枚のうち5枚がコナダニとチャタテムシの被害にあっていた。
混入の恐れのあるカーボクラッシャーはこれまでに3000件の注文(同期間にアジア圏内からの総注文数の1%未満)があり、対象者には廃棄を依頼した上で返金対応した。
原因は、包装資材の不具合と輸送中の高温状態が重なったためだとしている。商品をイギリスからシンガポールに輸送中、虫がシール内に侵入し、倉庫内で増殖した可能性が高いという。
コナダニ、チャタテムシは高温多湿の環境下で発生しやすいものの、「人体に有害なものではない」とし、万が一口にした場合も問題はないと強調する。
再発防止策として、包装をプラスチックでの「シュリンク包装」に変更する。また、輸送・保管時は冷蔵状態を保つよう物流体制を見直す。
ルーシー・ゴーマン氏は「今回の件で、ご迷惑、ご心配をおかけしたすべてのお客様に、改めて深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
9日に新しい物を開けた時に撮っていた動画です。。。本当にこれはやばい pic.twitter.com/uKsvEqTEmc
— tsutomu (@redfiel47990662) September 11, 2020