「地域金融機関による経済発展への貢献」
【重点項目3:金融庁の改革を進める】
(注目キーワード5)地域金融機関による経済発展への貢献
テレワークの推進や行政手続きの電子化、押印手続きの原則2020年に廃止などで金融行政業務を合理化することを掲げている。
またコロナ禍の影響が大きい地域経済を下支えするのが地方銀行などの地域金融機関である。地域金融機関を直接検査・監督する財務局と金融庁の連携度合いを密にすることで、地方金融機関に対する支援を厚く行うことを掲げている。
行政方針全体を通して地域金融機関への対応について要所要所で言及しており、コロナ禍を乗り越えるための策として地域金融機関の健全な運営を求めていることが読み取れる。
【注目キーワードまとめ】
1.金融機関への規制緩和
2.金融サービス仲介業の実現
3.英語による金融行政
4.AIを活用したマネロン・テロ資金供与対策
5.地域金融機関による経済発展への貢献
本記事での注目キーワードからは、あえてデジタル化を外した。行政方針にはデジタル化を推進し顧客利便性を高めていく。サイバー攻撃をはじめとしたリスクに対応していく旨が述べられている。
社会構造が変わらなかったとしても技術は発展していくので、自ずとデジタル化は進んでいく。コロナ禍により業務のリモート化が加速したことは言うまでもない。
デジタル化は金融からすれば道具でしかない。その道具を上手く使いこなさなければ実現できないキーワードが今回紹介した5つというわけだ。