寮やホテル、旅館といった宿泊施設に泊まりこみながら免許が取得できる「合宿免許」の紹介サイト「合宿免許WAO!!」が、GoToトラベルキャンペーンの対象プランを開始し、ネット上で話題を呼んでいる。
2020年9月25日には、日本のツイッターで「合宿免許」の言葉がトレンド入りを果たした。
「こんな値段で取れるチャンス二度とないと思うぞ」「安すぎてびっくりする」
合宿免許WAO!!のサイトでは合宿免許が旅行業に相当するとした上で、GoToトラベルキャンペーンを、
「官民一体型の需要喚起を目的とした国内旅行の代金総額の1/2相当額を国が支援する事業です。(給付額の内、70%は旅行代金の割引に、30%は旅行先で使える地域共通クーポンとして付与されます)」
と説明している。
公式サイトの例によると、合宿免許の旅行代金が25万円(100%)の場合、総額の35%である8万7500円分が割引され支払い実額は16万2500円になり、そこに総額の15%となる3万8000円分の地域共通クーポンが付与されるという。
プランは東日本方面と西日本方面に分かれており、例えば山形県の合宿所では普通車AT免許が13万4420円で取得できるとのこと。
合宿免許WAO!!は申し込み条件として、「お持ちのスマートフォンへ厚生労働省新型コロナウィルス接触確認アプリCOCOAをインストールし、旅行終了まで常に稼働すること」などを定めており、感染対策として合宿中は国土交通省・観光庁が推奨する「新しい旅のエチケット」(こまめな換気、手洗い消毒など)を守るようお願いしている。
全ての合宿免許所がGoToトラベルの対象になるわけではないが、ネットでは「免許がこんな値段で取れるチャンス二度とないと思うぞ」「安すぎてびっくりする」「こんな格安で行けること、もう無いのでは」と驚きの声が上がっている。
しかし一方で「GoToトラベルの趣旨とは反しているのではないか」「合宿免許って観光業なのかなぁ」など、疑問の声も散見された。